デジタルサイネージは、広告という機能からマーケティングツールとして進化し、今まさにマーケティング戦略の新たな懐刀になろうとしています。世界中の企業がこの独自のマーケティングチャネルをどのように活用しようかと頭をフル回転していることでしょう。デジタルサイネージの先駆者であるScalaからみた2022年最新動向を、特に注目されているアジア太平洋地区に焦点をあてて紐解いてみましょう。

町中を見渡すと、あちらこちらに見つけることができる看板広告は、紙媒体やポスター、吊り革広告などのアナログの時代から長い道のりを歩んでここまできました。 現在、デジタルサイネージが登場し、世界中の企業がこの独自のマーケティングチャネルを活用して、戦略を強化し、成果を上げています。

過去2年間で、デジタルトランスフォーメーションの取り組みは、組織レベルと業界レベルの両方で飛躍的な進歩を遂げました。 実際、マッキンゼーによると、COVID-19の影響により、アジア太平洋地域での顧客とのやり取りのデジタル化が4年加速したとレポートしています。

多くの企業が今後10年間で新しいデジタル世界へ進むにつれて、顧客との関係性の強化、業務の合理化、売上の増加に対しデジタルサイネージが果たす新しい役割を至急見直す必要がでてきました。

アジア太平洋地域のデジタルサイネージ市場の成長

Market Watchによると、アジア太平洋地域のデジタルサイネージ市場は、世界で最も急速に成長しており、商業分野でのデジタルサイネージ利用、新興国での急速なデジタル化、スマートシティの急増、およびIT技術の進歩により、2020年から2026年における市場の予測は453億ドル、年間7.92%の成長が見込まれています。

インド、シンガポールなど近年急速に発展してきた国や、中国、日本などの先進国でのブランドマーケティングへのビデオウォールやデジタル看板の利用の増加は、デジタルサイネージ業界の着実な成長を後押しします。

デジタルサイネージは消費者の購買意欲に影響を与える上で重要な役割を果たし、今日、民間企業や政府機関とって、ターゲットとする顧客との信頼構築とコミュニケーションを向上させるためにデジタルサイネージソリューションは大きな貢献をしています。

そのことを念頭に置いて、2022年に中心となる可能性が高いデジタルサイネージのトップトレンドを詳しく見てみましょう。

クラウドベースのデジタルサイネージ

クラウドベースのデジタルサイネージは、サービスとしてのデジタルサイネージSaaSとも呼ばれています。手間をかけずに強力なデジタルマーケティングを推進するための柔軟で費用対効果の高いソリューションを提供するため、企業に人気の高い選択肢となっています。 デジタルサイネージSaaSは、コンテンツネットワークと高額なオーバーヘッドを管理します。

Cloud-based Digital Signage

デジタルサイネージSaaSは、デジタルサイネージを中小企業が利用する際にもメリットを得ることができるサービスです。デジタルサイネージSaaSを使用すると、プランを任意のビジネスサイズに拡張できます。つまり、中小企業は数ライセンスの料金を支払うだけで利用が可能になるのです。
クラウドベースのデジタルサイネージソリューションには、インターネット経由でアクセスできます。 コンテンツはクラウドサーバー上に存在し、いつでもどこでもコンテンツのアップロードと編集が可能です。

デジタルサイネージマネージドサービス

デジタルサイネージSaaSに加えて、デジタルサイネージマネージドサービスは、コンテンツ管理サービス(コンテンツの作成、管理、スケジューリング)の完全なスイート、およびネットワーク監視とリモート管理を提供することにより、さらに強力な不可価値を提供します。 この複雑な手間を簡略化したアプローチにより、最適な稼働時間が保証され、ビジネスオーナーは自社のコアビジネスに集中できます。

トリガーベースのパーソナライズされたコンテンツ

昨今、消費者は自らに合うパーソナライズされた体験を求めています。 企業や小売業者は、顧客属性に応じてカスタマイズされたコンテンツを提供することで、ビジネスを強化することができます。 デジタルサイネージの近年の革新的なでき事といえば、データトリガーコンテンツでしょう。このコンテンツを利用すると、データフィードと一緒に設定された条件付きロジックに基づいて、画面上の情報が変化していきます。

たとえば、小売店では、近づいてくる買い物客に、顧客属性に合わせたパーソナライズコンテンツを店内の画面に表示させることができます。 この画面表示はさらに顧客と対話形式にすることができ、買い物客は画面をタップするだけで、お気に入りのアパレルのさまざまな色やサイズをリアルタイムで表示できます。

ソーシャルメディアウォール

調査によると、買い物客の73%は、口コミなどの一般ユーザーによって制作・生成されるコンテンツ(UGC/User-Generated Contents)により、購入意識を高めるという結果が出ています。また、買い物客の63%は、UGCがより本格的なショッピング体験ができると期待しています。

Social Media Walls

ソーシャルメディアの影響力を過小評価することはできません。 現代の消費者、特にミレニアル世代やZ世代とつながるために、小売業者はソーシャルメディアウォールを利用して、近代的で魅力的な店内体験を演出します。 用途の広いソーシャルメディアウォールは、特定のハッシュタグ、プロファイル、およびページからの肯定的なレビューとコンテンツの集約を表示するといったこともできます。

ライブストリーミング(生放送)

ライブビデオは世界を席巻しました。 Interactive Advertising Bureauの調査によると、世界中のライブストリーミングビデオ視聴者の47%が、1年前と比較してより多くのライブビデオを視聴しています。 中国ではライブストリーミング業界が活況を呈しており、2018年には4億2500万人のユーザーがいます。同年、ブランド各社はビデオコンテンツに900億ドル以上を費やし、2023年までに1,000億ドル以上に増えると予想されています。

ブランドイメージを上げるために、ファッションショーのライブストリーミングビデオや店内のデジタル画面での最新製品を紹介・発売し、顧客との関わりをより深めることに成功しています。 同様に、大学のキャンパスにあるメガLEDスクリーンは、スポーツのライブイベントをスクリーニングして、より多くの学生がイベントに参加できるように勧誘する手助けをしています。

デジタルサイネージにおけるQRコードの活用

世界でCOVID-19が蔓延している中、QRコードは、すべての人の安全を守るための不可欠なタッチレスソリューションとして急激に広がりました。 QRコードは、タッチインタラクティブデジタルサイネージを物理的に操作する必要がないため、消費者が携帯電話やスマートフォンを使用してコードをスキャンするだけでコンテンツを閲覧または操作することができ、利便性と安全性が向上します。

QR Codes in Digital Signage

デジタルサイネージとQRコードの相性の良さは、すでに高い評価を得ています。 顧客が予約端末などの物理的な情報機器に触れる必要性を減らしながら、どのように2つのテクノロジーが連携して顧客と繋がるかのいくつかの事例を紹介しましょう。

  • レストランのメニュー確認:顧客は、インターネット接続やアプリを必要とせずに、QRコードをスキャンして、モバイルデバイスでレストランのメニューをすぐに見ることができます。
  • 経路探索のナビゲート:遊園地などの来場者が、設置された1台の大きな地図の周りに集まるのではなく、QRコードをスキャンして経路探索マップにアクセスできるようにします。
  • 医療機関における非接触型決済:病院・診療所では、各患者にスキャンするQRコードを提供することにより、モバイルデバイスで、請求内容を確認できるため、混雑した待合室に並んで待つ必要がなく、簡単に費用を支払うことができます。

Scalaはデジタルサイネージの先駆者

デジタルサイネージソリューションは、あらゆる商業環境に新しい命を吹き込み、インタラクティブテクノロジー、バーチャルリアリティ、予測分析など次々に新しいテクノロジーを組み合わることで無限の可能性を提供しています。

アジア太平洋地域全体で、Scalaは主要なブランドと提携し、スマートマーケティングテクノロジーとデジタルサイネージを使用したデジタルトランスフォーメーションを推進しています。 これはほかの多くの業界でも採用されています。デジタルサイネージにおける30年の歴史を持つScalaは、その革新性と最高のテクノロジーを活用して、使いやすく、柔軟性があり、無限にカスタマイズ可能なソリューションを作成することで知名度をあげてきました。

Scalaのデジタルサイネージソリューションの詳細から、あなたが今日から開始できるマーケティングの変革を探してみてください。

著者について

STRATACACHE Asia-PacificのAVP–マーケティング(APAC)であるJasdeep Kohliは、広報、ブランディング、デジタルマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングをカバーする、アジア太平洋地域全体のさまざまなマーケティングイニシアチブを主導しています。マーケティング、ブランディング、および管理における幅広い分野にわたる専門知識により、彼はSTRATACACHEをソートリーダーとして、APACでのブランドプレゼンスを拡大する上で重要な推進力となっています。

Digital Signage Trends 2022

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